YMD

Ashiya, Hyogo/Mar. 2004
 芦屋の国道沿いにある有名なフランスパン屋さんの隣、マンションの半地下部分に歯科医院を計画。歯への関心の度合いを「デンタルIQ」という。デンタルIQの高いこのエリアに開業する。当然まわりには歯科医院が濫立している。そこに今までにない、大人のための新しい歯科医院を提案。
 半地下部分のテナントは、天井高も低く、大きな梁や柱が飛び出している。さまざまな設備機器を要する歯科医院の場合、床下の配管スペースは絶対必要となる。歯科医院を計画する物件としては、少し厳しい。
 1本1本編み込まれたパーティションは、きめ細かな治療を心がけているドクターの姿勢を表し、上質の素材に囲まれた空間は、歯科医院を単なる治療の場にとどめる事無く、歯を美しく保つということを目指している医院のポリシーを表している。

Photography:S.Yamashita

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